北限の茶処の夢。復興石巻の魂の御茶。 |
一年間の中で最も美しい、新芽を手摘みした贅沢な茶葉。一芯三葉摘みです |
お茶の華が咲いた後にできる茶の実 |
伊達茶茶畑の代名詞「南斜面」の茶畑。北上川の中流域を眼下に見下ろす最高のロケーションです |
下界から杉林を数百メートル伐採して、キリカブをすべて除去して作った参道を通ると、先人の茶畑にかける凄味が伝わってくる |
元の枝は大変しっかりとしていて、平均気温が低いこの地で、力強く育っています。「殿!利息でござる」のロケ地となりました |
山の中の斜面にてピッカピカの新芽が育ちます |
手摘みの後手もとを調整しながら熟練の技をもって慎重に刈取りを行うための摘み取り機。絶妙なセッティングが要求される。 |
存在感のある立派な茎と古木なのに受精の意の良さが伝わってくる土台の茶葉 |
茶農家の佐々木さん。新芽の収穫のお手伝いに行ってきました |
通常より葉肉の厚い伊達茶の新芽。 |
北上川の豊かな水量と朝夕の気温差と年間を通しての寒暖差が育む伊達茶の新芽 |
良く肥えた土が北限のお茶の香気を創りあげます。自然農法の茶の樹と茶の樹の間は、刈りおろした枝や茶葉で区空気をフッカフカで、茶の樹が伸び伸びと育ちます |
毎年、5月20日前後に摘み取りを開始します。例年だと静岡の摘み取りに比べて、3週間ほど遅い摘み取りです。おおよその茶畑が八十八夜摘みと言われる中で、伊達茶は百八夜茶とも呼ばれます。 | |
①宝石のように逆光に輝く新芽。一葉一葉「手摘み」をしてから本格的な摘採へと向かいます。 |
②伊達の茶畑の一芯三葉の新芽。育った環境なのか通常の平場の茶葉より、やや厚みがあります。 |
③しっかりとした新芽を丁寧にていねいに摘みます。 |
④東斜面の茶畑。本格的な摘み取りを待ちます。 |
①北限の茶畑特有の葉肉の厚い新芽を丁寧に摘み取ります。 ②摘み取った新芽は、できるだけ速やかに畑から工場へと運び、できるだけ新鮮なうちに蒸し工程へと移します。 ③基本的には、その日に摘んだ新芽はその日のうちに蒸し、「荒茶」まで仕上げます。「荒茶」とは、生産農家さんや協同組合さんたちが、茶葉を摘んで1次加工までしたお茶のこと。仕上げ茶よりも葉の刻みがなく水分も多め(約6%)です。 ④茶葉を畑の斜面によって、約1週間かけて摘み取り、毎日、荒茶を仕上げて仕上げ茶に備えます。 ⑤手摘み、はさみ摘みをした茶葉から少しずつ仕上げていき、徐々に生産をあげていきます。 ⑥現行の伊達茶の1時加工(荒茶)や仕上げを行う機械は、特性上蒸しを深く入れることができず、普通蒸しの仕上げになります。 ⑦全体的な茶葉の形と大きさを整えます。 ⑧基本的には「荒茶」の状態で低温・冷暗所にて保管して、必要な量だけを仕上げて出荷してもらいます。 ⑨手摘み茶の出荷は例年、6月10日前後となり、一般的な「伊達煎茶」、「伊達茶玄米茶」は6月中旬ころからの出荷となります。 ⑩年間の茶葉を全量契約することで、生産農家が安心していただくことと、供給品質の安定化を確保できます。 より良い、茶畑の栽培と仕上げを行って、できるだけ高値での仕入れが行えるよう努力していきます。 |
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摘みとったばかりの新芽の生葉。この一箱で約100キロの新芽を容れられます。 |
摘みとった新芽は摘んだ瞬間より、大変な熱をもちます。箱一杯に容れてしまうとそこ部よりの送風が充分な効果を発揮できなくなるため、大体7割くらいの保管とします。 |
栽培の次にお茶が決まるといわれる蒸し樹の全容。加熱・冷却を繰り返すため、茶づくりをする上で最も消耗の激しい装置です。細やかなメンテナンスが必要となります。 |
摘みとった茶葉は新鮮な状態で発酵を止めるために「蒸し機」にかけられる。茶はtの情チャイによって温度と時間を調整するため、毎年異なります。 |
蒸し上がった直後の新芽。手で触って香りと蒸しの入り方を確認し、均等に充分に蒸気が通っているかを家訓します。 |
北限の茶のふくよかな香りとまろやかな味わい |
世界でたった一つの単一農家の合作 |
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北限の「伊達茶」の茶畑の新芽約70キロを摘んですぐに、約700キロ離れた静岡県掛川まで延べ9時間かけて運びました。 ①仙台でワンボックスの商用レンタカーを借りて、自社倉庫で大型の茶箱を7個をセッティングし、業務スーパーで板氷を35枚購入し、1箱に3枚を敷き詰めたあと伊達茶の茶畑の製茶工場に向う。 ②塩竈から石巻までの移動時間に掛川までの移動ルートと、茶葉の攪拌のためのサービスエリアの想定を行う。約1時間半ごとに茶葉を容れた茶箱の中の茶葉を攪拌しなければならないため。 ③伊達茶の製茶工場で生葉をピックアップしました。古式の計りを使い正確に計量して7つの茶箱に積みました。 ④午前11時過ぎに石巻を出発。一路、静岡へ向かいます。 ⑤茶箱に入れた茶葉は、そのままにしておくとすごく熱を持つので、サービスエリアへ1時間半ごとに立ち寄り茶葉を攪拌します。 ⑥新鮮な状態の新芽を維持するため、攪拌を繰り返して茶葉を冷やしながら約9時間走り続け、午後8時ごろ掛川に到着しました。 ⑦産地問屋の常務ご家族が待っててくださり、濡れた茶葉の水分を約2時間かけてとってくださいました。 ⑧冷蔵庫へそのまま保管していただき、翌日の生産農家と機械屋さんたちに北限の茶葉の「荒茶」への仕上げを行なっていただきました。 ⑨荒茶を確認したところ、非常に良い状態で蒸してありました。仕上げ茶にするために準備をします。 ⑩仕上げ茶にした状態で約4キロ。あの70キロの茶葉から、珠玉の一葉が生まれました。 |
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深蒸し茶の生産過程 | |
生葉の分量を古式のはかりで分けます。とても正確な計量です。 |
フォークリフト対応のパレットをらげっじスペースン敷き詰め、エンジンや車体の熱が直接茶箱に伝わることを是正します。これでだいぶ違います。 |
伊達茶の茶畑のお茶を「深蒸し茶」に仕上げるべく、摘んだばかりの新芽の生葉約70キロをはるか700キロ離れた静岡県掛川まで運びます。どうなることやら。 |
高速道路のサービスエリアに立ち寄り、売店でありったけの氷を足し続けてひた走る。車内はエアコンはかけるものの、ガラスの温室効果が影響しないように窓を少し開けて状態を観察しながら運んでいきます。 |
前述したとおり、新芽の生葉は茶の樹から摘まれて切り離された瞬間に「生きようとして」ものすごい熱を持ちます。そのために茶箱の底と中間にいた氷と上にロックアイスを敷き詰めて、1時間半ごとに車を止めて攪拌が必要になります。 |
熱を持つことを落ち着かせるために氷水を底部まで落として、茶葉の「加熱」による「生葉の焼け」を防ぎます。このことを知らずに搬送すると、せっかくの新芽は真っ黒に焼けて全く使い物にならなくなります。生き物としての茶葉の生命力と神秘に心が熱くなります。 |
無事に9時間弱かけて静岡県掛川に到着。産地問屋の常務とそのご家族が待ってくださっていて、冷却するためにびしょ濡れになっていた新芽茶葉の水分を、持ってきてくれたシーツで丁寧に取り去ってくれました。濡れたままの茶葉をそのまま冷蔵庫に保管してしまうと真っ黒に変色してしまい、仕上げることはできなくなってしまいます。本当に骨の折れる仕事を丁寧にやってくださいました。 |
娘さんも部活の帰りで疲れているだろうに…大切な思いを運んでくれたから…と粘り強く最後まで仕事をしてくださいました。人の手と心は本当に温かいものですね。 |
氷水で濡れた茶葉を、丁寧に少しずつ少しずつとっていただきました。伊達の茶葉家から遥か700キロほど離れた場所で、北限のテロワールで栽培された唯一無二の香気をまとった茶葉が「深蒸し茶」に仕上がるべく、ここにあります。この時点で、本当に心が震える思います。 |
お世話になった産地問屋の常務と奥様、そして娘さん。私もこの出来事は生涯忘れることはないでしょう。世界でたった一つの北限の茶葉の深蒸し仕上げのため、生産茶農家の方々が小さなラインを使ってこのお茶を仕上げてくださいます。感謝しかありません。 |
氷水で瑞々しくなっていた茶葉の水分を楽しくも丁寧にとってくださるご家族です。涙が出ます。 |
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伊達茶 「深蒸し茶」 ▶︎ |
深いおいしさを引き出す低温抽出 |
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伊達茶 ペットボトル ▶︎ |
ペットボトルの新デザインについて |
「伊達茶」揮毫 1948 年愛知県生まれ。全国最年少の17歳で毎日書道展初入選。大学時代を含めて11年間を京都で過ごし、真言密教学院書道講師、東寺発掘調査員を経て30歳で上京。この間に仏教美術、古筆、考古学、民俗学を独学で学ぶ。36歳で有力書道団体を離脱し、欧米をはじめ韓国、中国など広くアジアを取材し自由な創作活動を展開。近年はロシア、中国、モンゴルの岩画調査をライフワークとする。1988年(39歳)ソウル耕仁美術館で初個展。以降、毎年日本各地で個展を開催中。2015年「四国八十八ヶ所霊場開創 1200年」記念事業として香川県74番札所甲山寺の大襖46枚に「般若心経曼荼羅」などを揮毫。仙台でも定期的に個展を開催。 |
伊達茶を作る農家は一軒だけ |
未来の生産者を育てる |
「伊達茶ペットボトル」がアイベックスエアラインズ(東京)の仙台-伊丹便の機内ドリンクに採用されました!常温のまま提供。東日本大震災からの復興支援で、2カ月間国内の全便で機内カタログ販売も行いました。 |
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両写真ともに アイベックスエアラインズ 谷崎部長(左)と弊社 矢部(右) |
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「世界緑茶コンテスト2018」は斬新でお茶の未来を感じさせる商品を提案するコンテスト。 |
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これもひとえに、長年弊社の味をお支えいただいたお客様のおかげと深く感謝しております。 |
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